さて今回は、ケヤキの2年生苗です。
発芽した後に、軸切り揷し木にして管理していました。その苗を3号の浅い駄温鉢に植え替えを行いました。
その時に根を見てしっかり剪定して八方根張りを目指して頑張っています。
まずは、最初の苗から
このケヤキの苗はとてもいい感じのね。下に大きく走る直根が2本、ここは要らない根なので後々剪定。その他は四方に小根がしっかり展開していました。
それでは、2本の直根はカットします
将来、左右に分かれた枝の太さが同じになるように、根も太い根は先端を切り詰め、下向きに展開している小根もカットしました。
次の苗です。
この苗、二股に分かれた幹の太さに左右差がありますね〜。
用土を落して根を確認すると・・・・根の多さや、太さにも左右差が確認できます。根の部分と、幹枝の部分。同じように展開してますね〜
でもこの太い2本の根、これはこのまま残すと、どんどん大きくなって八方根張りが期待できなくなりそう。だから思いっきてその上、小さい根を3本残してカットしました
全体の根を1/4程度残した状態・・・そんなに切って大丈夫・・・・?
大丈夫です。このケヤキは昨年に軸切り揷し木という試練に挑戦しました。軸切り揷し木とは、発芽して十字葉が展開してきたときに幹の途中からカット。全く根がない状態からここまで根がしっかり展開しています。
だから管理をしっかり行えば、この根だけで大丈夫です。
その管理の方法の一つに苗の固定をしっかりすること。
根を針金で固定する方法は、根が少ないので厳しい。そこで麻紐を使い鉢の外側から固定しました。
この時使用した用土は、鉢底に、中粒の赤玉土を敷き、小粒の赤玉土:桐生砂=7:3で混ぜた用土を使用!
もう一つのポイント。
たっぷりの水をかけたあと、用土の乾燥を防ぐために水苔を用土表面い敷きつめて終了です。
どんな枝ぶりのケヤキに成長していくか楽しみです!
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