種を蒔いて、軸切り揷し木にして管理しているケヤキたち。
今日はこのようにミイラになってしまいました。
実はこれ、枝の矯正方法の一つでして、枝を全体的に上向きになるようにするためです。
やはりケヤキの樹形は「箒立ち」が綺麗ですよね〜
それでは、12月に入ったので枝の矯正開始。まずはケヤキの剪定からです。
ちょっと工夫して剪定するのがこのような、左右の枝の太さが違う物。
意識するのは、枝数を 太い幹 < 細い幹にすることです。
まずは、太い幹の頭の部分、ここは勢いがあるので強く剪定します。
また、同じところから2本出ている枝。
ここは、細い方を残し、太い枝を剪定します。
このようにして枝のバランスを調整することで、来年、細い幹が少しでも太くなり、将来的に左右のバランスが同じになるようにと願って
行っています。
果たしてこれで上手くいくか・・・・その答えはまだ先のようです。
次は、左右の幹がほぼ同じ物。
この場合は、忌枝。特に平行枝や車枝、かんぬき枝を見つけて剪定(もちろん全てのケヤキにここも意識しています)
そして頭を短めに下に行くほどちょっと枝が長くなるように剪定しています。
こうやって全部のケヤキの剪定が終わりました。
そして何をしているのか不思議そうに窓越しから覗いていたので、ちょっと連れ出してきました。
我が家の「リク」です。(ボーダーコリー)
次が枝の矯正です。
方法は、簡単。麻紐を使って下から上にグルグルと巻いて行くだけです。
ここで注意しているのは、麻紐を巻く時、枝を上抜きにして、一緒に巻き込んで横向きにならないようにしています。
あとは頭のところで軽く結んで終了。
これをほぼ全部のケヤキに行い、今回の作業は終了です。
このまま寒い冬を越し、来年の2月中旬~下旬頃に外す予定です。
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