早いもので6月も中旬、ぼちぼち梅雨入りのニュースを耳にするようになり、いよいよ松の芽切り時期に突入ですね。
そこで今回は赤松素材から、それぞれ大きさに応じ、芽切り時期をずらして行う予定です。
まず第一段は、樹高18cmの文人木に仕立てる予定の赤松からです。
芽の勢いの違い、大きいサイズ、中くらいのサイズそして小さい芽が混在していて、小さい芽は剪定しないでそのままにします。
中くらいのサイズでも、古葉の数が少ないところも剪定を見送ります。これは、剪定しても芽が出ない可能性も・・・・・
だから、ある程度しっかり芽が展開していて、古葉も充実しているところを芽切りしていきます
では芽切りを行なっていきます。
まず、中くらのサイズの芽は、根元ギリギリのところで剪定します。そして脇芽も一緒に剪定。脇芽をそのままにしておくと、そこが成長するので、芽数が増えない可能性もあります。
今回の芽切りは、芽数を増やすことで、将来の枝を充実させることが大きな目的です。だから脇芽はしっかり確認して剪定です。
次に大きいサイズの芽の剪定です。
この時は、根元ギリギリではなく、3〜4mm程度上の方で剪定します。
これは、勢いが弱い芽と同じように剪定すると、新芽の出方に強弱が生じ、将来の枝のバランスが悪くなる可能性が・・・・
だから、芽切りする時期を芽の勢いに関係なく同じ日にする場合は、勢いがある芽を画像のように少し残して剪定すると新芽が出るタイミングを遅らせることができます。
そうすることで、勢いの弱い部分と強い部分の新芽の展開をできるだけ同じにして将来の枝のバランスを良くするための方法です。
もう一つ、芽切りする時期を遅らせる方法。これも今回試してみました。
大きいサイズの1本(上の画像)を1週間後に芽切りして、それぞれの芽切りしたところからどのように新芽が展開するか評価してみたいと思います。
ということで、赤松素材の芽切り第一段は終了。
第二段は、この樹高14cmの素材です。第一段かいの赤松素材の変化と合わせて報告したいと思います。
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