真柏盆栽に初めての舎利入れ。

盆栽を初めて2年。今回は、糸魚川真柏の盆栽に初めて「舎利」入れに挑戦しました。

これは、2年前に植木市でポット苗を購入して管理していました。どのような樹形にしようか試行錯誤していたのですが、なかなか想像できなかったのです。幹の部分に「舎利」を入れることで、ある程度のイメージができるかもと考え、「舎利」を入れる部分を考えてみました。

イメージとしては、一番左の枝から枯れ込んできて、主要となる幹の表面、着地点として根元の左の部分まで樹皮を削る計画にしました。軽く根元を掘ってみると、右の部分に根が集中していたのでここは、避けた方がいいという判断です。

以上をイメージして、ピンクの水性のマーカーを使用して、下書きをしました。このラインにそって、子供から借りた彫刻刀で削っていきます。

まずは、ナイフのような彫刻刀でラインに沿って切れ目を入れていきます、今回、この真柏は初めての「舎利」入れなので、あまり大きく削らないで、大体5mm幅で削る予定です。

しっかりラインに沿って切れ目を入れたら少しづつ幹表面から削っていきます。高校の時に版画を作成するとき以来でした、上手くできるか?

全集中、彫刻刀の呼吸(笑)で削っていきました。

根元の部分は、スムーズに削れたのですが、上部の捻転してる箇所はなかなか上手く削れなかったので、かなりの時間を要しました。

初めての「舎利」入れ、無事に終了です。

よく、皆さんが舎利入れに塗られている「石灰硫黄合剤」ですが、我が家にはありません。購入するにしても、個人で消費するにはかなりの容量、さらに、子供もいるので安全を考え持ち合わせないようにしています。

それで、このままだと、今の季節を考えると、根元が乾燥せず、湿度を保った状態になる可能性が十分あり、そこから悪くなるかもしれないので、根元の部分だけ保護しました。

その保護剤には、トップシンMペーストを使用し、本当に根元の部分に少量塗布しました。これで初めての「舎利」入れ終了。久しぶりの彫刻刀を使用しての工作、無我夢中になりました。まだまだ上手く無いですが、とても楽しい時間となりました。

1〜2年後この舎利がどのようになるか今から楽しみです。来月の中旬、舎利入れして一ヶ月後に保護、消毒にために代用できるかもしれないということで食酢を塗布していきたいと考えています。

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