今年の夏に枝を大きく曲げつけしたのですが、残念なことに枯れてしまい、その部分を神にして管理していました。
そこで今回は、昨年作っていた舎利を少し広げようと彫刻刀で削ってみました。


これは糸魚川真柏で、2019年に春の植木市で購入したものです。本来であればもっと右側の枝が健在だった時は葉が茂っていたのですが・・・・自分の勉強のため色々試して随分姿かたちが変わりました。
湾曲した分をもっと曲げて結束バンドで固定していたのですが、これがいい感じに曲がりができていました。


昨年に作成した舎利の太さは4〜5mm程度。今回はその舎利の部分の左右を2〜3mm程度削って広げていきます。


まずはナイフ型の彫刻刀で削る幅のラインを切り込んでいきます。

根元の部分。白くなっているところは、石灰硫黄合剤を塗って防腐処理をしていました。この両側の薄い茶色の部分が今回削った箇所。
次にこの上部に移っていきます。


ここは、昨年削った跡、赤い矢印の部分ですが、なんか樹皮がもり上がってきているように見えます。今回はその部分を削っていきました。


さらに!


神にしたところの下の箇所、ここもしっかり削っていきます。これで、この枝が枯れて神になったというプロセスが完成しました。


わかりにくいかもしれませんが、舎利の部分を広げてみました。将来は幹の半分程度に広げていきたいと考えています。
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