真柏の枯れた枝を生かす!

8月に大きく枝を曲げつけた糸魚川真柏。その時に曲げた部分を傷つけてしまったのが原因だと思うのですが・・・・やはり枯れました。

途中、復活を願って針金を取り除き様子見ていたのですが、やはりダメでした。

ちょっとピントはボケてしまっているのですが、左はまだ元気な時、右は現在の状態。

もうこの枝、再起不能状態です。右の画像が曲げつた時の傷、皮が剥がれたところです。これが致命傷でした。

しかし、このまま嘆いていては何も進歩がない。ここはこの枯れ込んだ部分を「神」にして、枝は死んでいるのですが、生かして行こうと思います。

一度皮を剥いでみたのですが、枯れてしまっているのでなかなか難しかったので、水苔を使用してしばらく水で湿らせた状態にしました。その後ラジオペンチで枝を少し強めにガジガジ噛んでいきます。

これで随分と剥がしやすくなりました。後はちょっと強引でもいいのでしっかり皮を剥いでいきます。

細い枝の部分も皮を剥ぎとっていきます。何本かは途中で切れたので根本から取り除木、残った枝だけ取り敢えずそのままにしてみました。ここはいらないと思ったらいつでも剪定できるので・・・

何もしないでいると面白くなさそうなので、左に流した感じに!

さらに彫刻刀で枝を削って、自然に枝が削れたように演出・・・果たしてこれがいいのかわかりませんが、この結果がどう出るか楽しみです。

この枝の根元部分までしっかり皮を剥がして、針金をかけてしっかり曲げつけていきます。今回はもう枯れているので気を使うことなく折れない程度に思いっきり!

しっかり乾燥したら針金を外して、石灰硫黄合剤を塗って神を保護して終了の予定です。

残念ながら枯れた枝です。でも今日から「神」として、この糸魚川真柏のアクセントとして立派に生きて演出してくれるでしょう!

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