根上がり真柏の構想、2パターン

さて今回は、この根上がり真柏についてです。

実は構想が2パターンあるのですが・・・どっちにしようか迷っています。

どうして迷っているのか・・・・?

それはこの糸魚川真柏素材の根の部分。ここをいかして根上がりにしたいと考えていいて、いい感じに根が太くしっかりと展開してくれました。

ここをしっかりと見せるには半懸崖に仕立てたい。でも真柏の懸崖は自分の中でとても好きな樹形ではあるのです。

そこで、欲張りですが、どとらのパターンでもいけるように樹形を整えていこうと思います。

まずは、横からの画像ですが、幹が捻転している部分が葉で隠れて見えていませんね〜

右の画像です。この部分はしっかり見せていきたいので、余分な枝葉は剪定していきます。

この捻転の部分が半懸崖でも懸崖でもいいポイントになる部分です。

ここはこの素材を下向きに曲げつけるときに仕立てておいたところです。うまい具合になった感じですね!

更に鉢に向かって展開している枝も全部剪定していきます。

ここをそのままにしておくと鉢に当たって枝が曲がって歪になる可能性があり見た目が悪くなるからです。

そうすることで、この素材のいいポイントの捻転部分がしっかりと見えてきました。

いい感じです。

更に枝葉を透いていきます。

問題はここから。

それはどのパターンにするか?

一つ目は左の画像です。

赤の枠の部分を残して下の黄の枠は剪定、または「ジン」にして半懸崖で仕立てていくのか・・・?

二つ目は右の画像です。

赤の枠の部分を残して上の黄の枠は剪定、または「ジン」にして懸崖で仕立てていくのか・・・?

今はどっちにするか決めきれにあので、どちらにでも仕立てていけるように全体的に針金を巻いて樹形を整えていきます。

上に展開している枝は半懸崖になるように上向きに曲げつけ

下に展開している枝は懸崖になるようにしっかり下向きに展開させていきました。

これで、この苗の成長の仕方によてどの樹形にしていこうか決めていこうと思います。

このようにほぼ出来上がった素材ではないので、成長過程でどのような樹形に仕立てていくのか・・試行錯誤していく過程もまた盆栽の面白いところですね〜

また一つ楽しみが増えました。

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