実生と軸切り挿し木のケヤキの比較

ケヤキの軸切り挿し木にした苗と何もしないでそのまま管理していた苗の成長などを比較してみました。

このケヤキは、今年に種を蒔いて、発芽してそのままトレーで管理しているケヤキ1年生です。

二股に枝別れして、葉も立派で15cmほど伸びています。そのうちの何本かは脇からの枝も伸びていて順調に成長しています。でも、土表面から最初の枝別れの部分までは5~7cmほどです。自分的にはこの長さが短いのが好きで、気になるところではあります。

更に立ち上がりの形が・・・2本程度ですが、真っ直ぐに伸びてなくて、いびつに曲がっている個体もあります。まだ確認できていないのですが、根の張り方がどうか?

今後に取り木にすればそれらの問題は解決するでしょうが、自分の実力での取り木成功率がどれほどはわかりません、せっかく大きくしたのに、取り木で失敗すればショックは大きいでしょうね。

さて次は、軸切り挿し木にしてポットで管理しているケヤキ苗です。

同じ時期に種まきしたのですが、見た感じでもはっきり成長に差がでました。当たり前ですよね、芽を出したと思ったら予告もなしに切られ・・・もう一度根を出す事に集中していただろうから、葉を茎を大きくすることを後回しにという理由でしょうか?! 高さは大きい苗で5~6cm。葉の数、大きさにも・・・・でも少しずつですが、葉も展開してきていて成長はしています。立ち上がりは短いのが好きなので、自分はこっちかな、昨年のを見ても根は四方に伸びていて張り方も良かったです。少し肥料を与えて引き続きこのまま管理していきます。

しかし・・・・何もしていないケヤキの成長の速さには目を見張るものがありました。そこで、更に成長するように、葉刈りをして枝数を増やしてもっと成長できればと思い実施しました。

葉の大きさを1/3にカット、枝は一番先端の葉だけは全部切り取りました。これで、脇からの芽が展開してくれるのを期待。

さらに、枝分かれしている部分の角度が広い苗は・・・矯正!

枝分かれしている根元の部分を指で摘まんで離す、摘まんで離すを数回繰り返すと、少し角度が狭くなりました、これを何日か繰り返していき、枝に角度を覚えさせよというものです。

軸切り挿し木苗と、何もしないで管理している苗とではそれぞれ良い所とそうでないところあります。どちらが良いか答えは出ていませんが、今後の成長具合、管理のしやすさなどもっと比較して今後のケヤキの管理を決めていきたいですね。

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