肌荒れ黒松盆栽の古葉取りと枝作り

今回は、この黒松の古葉取りを行い、その後、針金を巻いて樹形を整えてみました。

この黒松、樹高は約40cm。肌も荒れて古さを感じる幹になっていますね〜。

実はこの黒松、近所で開催されている競市に参加したときに出品されていたので、ここは気合を入れて入札してみようと思っていたのですが・・・・

始ってみると・・・信じられないくらいの金額でスタートしました。もう迷わず挙手して入札・・・・

5000円からお釣りが来る金額で無事落札できまいした。

すごい立派で、我が家の盆栽棚に置いて見ると・・存在感がありすぎ!

でも、よく見るとなんとなく全体の枝葉のバランスが悪い感じがします。

そこで、この黒松盆栽の古葉をとり、全体の枝ぶりを確認して樹形を整えてみます

まずは、頭部の古葉取りから開始です。かなり茂っていて時間を要しました。

随分スッキリして枝の走行が確認できるようになりました。これで日当たりと風通しが良くなりました。

次に下の段、ここには針金が巻いてありました。しかしあまり効いてないようだったので、全部取り除きました。その後に頭部同様に古葉を取り除いて行きました。

これで古葉取りは終了。

写真で見ると、上部の「神」、葉で隠れてよく見えない。そして左右の葉の量が違いすぎるので・・・なんとなくバランスが悪い!

そこで!

2本の枝に針金を巻いて、下の枝は下向きにしっかり曲げつけ。

中段の枝は、後方に曲げて「神」がしっかり見えるようにしてみました。

これで、「神」が生きてきました。

さらに、下向きに曲げて枝、ここに枝葉を充実させると左右のバランスが整うかもしれませんね〜

時間をかけてしっかり管理ですね!

下の段の左右に展開している枝にも針金を巻いて行きました。手前の枝、1本の針金だと十分に曲げることができなかったので、もう1本追加しました。

それぞれ下向きにしっかり曲げつけ!

フラットだった枝棚に上下ができて、立体的になりました。

まだまだこれからの管理が大事、楽しみながら育てて行くと思います。次は「神」が思いっきり人工的だったので、ここも改良が必要です。

しかしかなり立派な黒松、いい盆栽を入手できました。

コメント