競市で入手した五葉松の大改作。

昨日もまた近所で開催されている競市に行ってきました。今回は花だけか〜と見学してたのですが、開始30分後にある方の車のトランクが開き、盆栽たちがお目見え。

ちょっとテンションが上がりました。競が始まると皆さんなかなか入札されず、私もまだ2回目の参加で恥ずかしく・・・・声が出せませんでした。

そこで、競が終了して、出品者の方と購入の相談をしたところ「好きなのがあればどうぞ」とのことだったので、6鉢あった五葉松の盆栽を1鉢購入し、早速針金を巻いて枝を矯正し樹形を整えてみました。

実はこの五葉松だけ、接木されて無く、葉も短くて鮮やかな緑色で葉性も良かった。購入前からこれが一番いい感じになると思っていました。

             正面
               背面

正面を決め、幹も曲がっているので、この曲がりを利用して、模様木に仕立てていこうと思います。

イメージとしてはこんな感じ。矢印が第一、第二の枝で、赤丸が裏枝、四角を頭にしていきます。

まずは第一の枝。

この部分の曲がりをもっと鋭角にします。かなり枝も大きく、針金を二重にして巻いていき、先端の枝二本も針金を巻いていきます。

思ったより枝も柔らか、針金2本で大丈夫でした。

そして、下向きに出ている枝。閂枝。これはいらないので剪定します。

さらに、それぞれの枝を下向きにくねらせ、幹から枝先端の見た目の長さを短くさせます。

裏枝の部分にも針金を巻いて後ろに展開するように矯正していきます。

次に第二の枝・・・・・・・

実はあまりに夢中になっていて、写真を撮影するのを忘れてしましました・・・残念!

やり方は第一の枝と同じようにしました。

そして頭になる部分。

ここにも針金を巻いていきます。

四角の部分が頭になるところで、真っ直ぐ前向きに傾いているので、上向きに矯正しながらそれぞれの枝が出ているところから左右に曲げていきます。

その枝にも針金を巻いて下向きに矯正をかけます。

また赤丸の部分。ここは裏枝の予定なので、真後ろに枝が向くように矯正します。

最後に幹の中程の曲がりの部分。この角度ももっと鋭角にしたいけど、針金では厳しそうなので、画像のようにクッション性のある両面テープを貼り付けます。

そこに針金をかけてグッと縛って調整しました。

後は、それぞれの葉の先端が上向きになるように針金を調整して終了。

用土からの立ち上がりが真っ直ぐで曲がりをつけたいのですが、今の自分の技術では無理。

来年、ちょっと斜めにして植え替えてみようと考えています。

それではビフォーアフター!

コメント