盆栽の針金を外す時期は・・・赤松編

今回は、盆栽の針金を外す時期(タイミング)はいつがいいのか? という疑問!

前かいの投稿で、真柏の懸崖素材に針金が食い込んだことをアップしました。

この針金。巻いて曲げつけを行う時期としては、樹種によって違いはあるのですが、大体推奨される月があります。しかし針金を外す時期は・・・あるようでないような・・・・

その盆栽の状態を見ながら適宜行っていく感じですが、ついうっかり見逃してしまう自分です。

今回もこの赤松の素材。

先週の真柏素材に針金が食い込んだのを見てしまったので、赤松素材の針金も外すことにしました。

文人木に仕立てる素材。銅線3本で下向きに強く曲げて管理していました。

銅線を巻きはじめのところは、そこまでなかったのですが、テンションがかかる所はしっかり食い込んでいました。

先端にいく幹の途中も確認、その先端はどうにか大丈夫でした。

しかし・・・

6月中旬に芽切りして、新しく展開していました。どこかで当たったのでしょう、根元から折れてしまいました。

そう考えると、芽切りを行う時と同時に針金を外すと、まずは新芽を傷める可能性が低い。そして針金を食い込ませるのを最小限に抑えることができるかもしれませんね〜。

この素材、2月中旬頃に針金を巻いて曲げつけたので、期間として今の7月で約5ヶ月。これでも十分曲げつけができています。芽切りを行う時期が6月中旬頃と考えると、4ヶ月間。曲げつけを行うには十分な感じがします。もし曲げつけが甘いようであれば、追加で行うという方法もあるので、赤松に限って芽切りと同時に行うようにしてみようと考えています。(ここはまた来年の検証が必要)

今度は模様木仕立て

差し枝の下向きに90度曲げた部分。もうすでに針金が食い込んでいるのが確認できます。このように意識してみると良くわかるのですが、水かけたり、雑草を抜いたりするときなど・・・・そまで見ないんですよね〜。反省です。

案の定、しっかり食い込んだ痕が残りました。でも考えてみると、これだけ大きくなったんですよね〜。

この傷がないと全く気づきませんでした。

この針金の傷も良かったり、悪かったり。

でも来年はここを意識して、針金の食い込み跡を残さないように管理していこうと思います。

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