個性的な錦松
錦松の紹介
今回紹介するのはちょっと個性的な錦松の盆栽です。
どこが特徴かというと・・・・


この画像のように根が個性的な錦松なんです。
鉢から引き抜いてみると、根からの立ち上がりの部分は普通の幹肌なのですが、4〜5cm上に行くと錦松独特の肌荒れが出ていい感じになっています。
この荒れた幹肌があれば良かったのですが・・・それもこの錦松の個性ですね!
この錦松にいいかな〜と思って購入した鉢があります。(超安かった😀)
その鉢にこの錦松の個性を活かした植替えを行なっていきたいと思います。
根の整理
それでは植替えを行います。
その前に根の整理を行います。
では、どのように個性を活かした根の整理を行なったか?


やはりこの錦松、肌の荒れ方もいい感じですが、根が特徴的ですよね!
そこでこの根の部分をしっかり見せることにしました。
まずは上部の土を丁寧に落としていきます。


思っていた以上に土は簡単に落とすことができました〜
どうでしょう、上の画像と比較してみてもしっかり根が確認できます。
これ以上、土を落とすとグラグラと安定性がなくなりそうだったのでここで終了。


次に下(底)の根の整理です。
植え替える鉢に入れて確認します。
そうすると、4〜5cmほど鉢から浮き上がった感じになるので、その分下の根を処理していきます。
かなり根がガチガチに固まっていたのでしっかり根をほぐしていきます。


その後に3〜4cm程度根をカットしていきます。軽くそこを手でほぐして根の整理は完了です。
本来であればもう少し根をカットしたかったのですが、あまり切り詰めると、この錦松の成長に影響が出る可能性があるかもしれないので、ちょっと慎重になりました。
今後は、もう少し切り詰めて、根の部分だけがしっかり見せれるようにしていけたらと考えています。
植替え
ここまで終わったらいよいよ植替えです。


底石には赤玉土の中粒を敷きます。
その上に小粒の赤玉土:砂利=7:3で混ぜたのを中央を山状にしてしっかり押さえつけていきます。


その後、しっかり針金で鉢と錦松を固定します。
ここで、真っ直ぐに立たせたかったので、錦松を少し傾けてそこに土を入れていきました。


後は、土を全体的に入れていきます、根が左右にしっかり展開している錦松ではないので軽くステンレスの箸で突いて隙間を埋めていき終了です。
裏は根が寂しいので、しっかり根が見える方を正面としました。
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