葉ふるい病
原因は?
今年の3月でした、急に黒松、赤松そして五葉松の葉が茶色に変色し始めました。
よく原因はよくわかりません、松類全体に影響が出ているので、虫が原因の可能性は低いです。
一つ考えられるのは・・・・葉ふるい病。
病原菌は?
この病原菌は、糸状菌(かび)の一種で、土壌中に混入して越冬し、翌春これらから分生子が飛散して第一次伝染し、秋ごろ、新しい葉に黄色ないし茶色の小さい病斑が現われます。
春になると、病気が急速に進み、病葉は一斉に黄色~茶色に変色して、落葉します。
我が家での松類の症状はよくこの葉ふるい病の症状に似ています。
治療方法は?
治療方法としては、病気で落葉した葉はすぐに処分して、キノンドー水和剤を散布する。
キノンドー水和剤40の作成
キノンドー水和剤40を準備します。


キノンドー水和剤は粉末状になっているので水に溶かして使用します。
希釈は、水1Lに対して2gで500倍希釈で作成しました。


しっかり撹拌してキノンドー水和剤を溶解させます。


かなり濃い黄色になりました。
あとはこれを霧吹きの容器に移し替えます。
キノンドー水和剤の散布
この薬剤を散布する時は、一応メガネとマスク、そして手袋をしてしっかり防備して挑みました。


この黒松たちはタネを蒔き発芽して3〜4年目の素材たちです。
茶色く変色していた葉はほぼ全部除去しました。その後にキノンドー水和剤を散布しました。
散布する量は、薬液が枝葉から滴り落ちる程度とされています。まだ我が家の松の葉はようやく展開し始めて上を向いています。
そこで、薬剤が中央に流れるくらいまでしっかり散布しました。


同じように3年目の五葉松の素材、そして2年目の黒松の素材も散布。


少しづつ樹形を作っていた黒松、赤松たちにも散布。
最後に予防的に葉に異常を認めなかった黒松にも散布しておきました。
最後に
今回は随分と黒松、赤松、五葉松の葉が落葉しました。昨年の冬、子供たちの送迎や部活動の応援などで石灰硫黄合剤による消毒を怠っていました。それがこのような結果になってしまたのでしょうか?
芽切りを行って枝数を増やしていこうと考えていた素材も多かったので、かなりショックでした。
なかなか「しつこい菌」のようなので、今年はしっかり石灰硫黄合剤による消毒とこのキノンドー水和剤の散布。
このキノンドー水和剤は年に4回、そして散布間隔を2週間とされているので容量、用法をしっかり守って予防していきます。
今年は古い葉を落としてしまった黒松、赤松は芽切りできないので、しっかり体力をつけて、来年から整えていこうと考えています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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