初挑戦、大品盆栽の植替え

今回は、大品盆栽の植替えに初挑戦です。

今までの盆栽の植替えは、小品から中品ばかりで・・・・上手くできるかちょっとドキドキものです。

それで植替えする盆栽はというと・・・!

こちら、小岱松の文人木です。

ちなみに大品盆栽、中品盆栽、小品盆栽の違いとは大きさの違いだそうです。それぞのサイズが40cm以上、20〜40cm、15〜20cm。

この小岱松の樹高は60cm。分類としては大品盆栽になるのですが、盆栽展に展示してある大きい盆栽と比べても全然小さいですね〜。

ま〜我が家では一番樹高が高い盆栽になります。

それでは、植替え開始。

まず、鉢から抜いて見ます。菌糸がびっしです。水はけが悪かったので、しっかり用土を落とす予定でしたが、この菌糸は有効にしたいので、底根はあまり崩さない方向で!

その代わりに、鉢表面の用土はしっかり落していきます。

表面の根の走行が確認できるまで用土を落とすことができました。

実はこの小岱松の盆栽、競市で入手しました。購入した時は表面に苔がびっしり。虫の通り道・・・と思うような小さい穴が空いていたので苔は全部取り除いていました。

それに追い討ちをかけるような水はけの悪さ・・・・かなり根が黒ずんでいて痛んでいました。

それで痛んでいる根、これは要らないだろうと思う根は剪定して綺麗に処理していきます。

そして、横の輪郭からはみ出ている根も剪定していきます。

この小岱松の植替えに使用する鉢を準備。この鉢は、競市で知り合いになった方の自宅で探して譲っていただいた鉢。ちょっと大きい感じかするのですが、この形と色、自分がイメージした鉢と似ていました。

底石に中粒の山砂を敷いていきます。

その上に、小粒の赤玉土:山砂=3:7の割合で混ぜた用土を入れていきます。

うえつけるイメージとして、斜めにもっと傾けたいので、用土を左側に多く盛り、針金でしっかり小岱松を固定します。

赤玉土と山砂を混ぜた用土を入れて、初挑戦の大品盆栽の植替え終了です。

今回のポイントは、菌糸がびっしり底根にあったので用土を極力崩さないで植え替えたこと。

もう一つは用土の配合。

出品者の話だと実生から管理して約30年くらい経過しているそうです。

でもまだ樹皮の荒れ方がいまいちだったので、育成の環境を厳しくするため山砂を多くして水持ちを悪くさせました。

鉢が大きいのでそこまで過敏にならなくてもいいのかもせれませんが、これからだんだん暑くなり、水の乾きも早くなるのでしっかり水の管理を行って行かないとですね〜

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