さて今回、ちょっと手を加えてみた黒松盆栽の素材になります。
この黒松の素材、前回植えていたのが浅い鉢でした。夏場、どうも元気がなくなってきたのでここは思いきって4号の駄温鉢に植え替えて日陰で管理していました。
いい感じに成功しました。かなり元気になりました。
そして、幹肌もいい感じになってきていますよ〜
まずは、前回針金(銅線)を巻いていたところを全て取り除きます。
この時に毎回感じるのですが・・・見た感じ大きく成長しているようには思えないのです。
でもこのように針金を外していくと幹に食い込んでいます。
ああ〜〜〜ちゃんと大きくなっているんですね〜と実感する瞬間です。
ケヤキやモミジといった雑木類だとこの針金の食い込んだ跡がカッコ悪いのですが・・・なぜか松、真柏などの松柏類では意外とカッコいい感じに見える時があるのでなんか不思議ですよね〜
ま〜とりあえずこの針金が食い込んだ跡はどうにもならないのでこのまま様子見です。
次に枝の剪定
この幹肌をしっかり見せるためには、この赤い矢印の枝はいらないので剪定します。
枝の根元から剪定しないで少し残しました。
この部分の幹表面の樹皮を剥いで「ジン」にしてみました。
背面から見た画像です。
左右に展開してる枝、真ん中(前面)から展開している枝に針金を巻きつけていきます。
今度は全体的に枝を下向きに曲げ、樹形を整えていきます。
今度はこれを正面から見てみます。
こんな感じになりました。
今年は芽切りを行なって枝数を増やし充実させていければな〜と考えてる素材です。
コメント