ケヤキ苗管理の反省点

昨年近くの公園で採取したケヤキの種、今年種を蒔いて、軸切り挿木にして管理していた苗。そのまま何もしないで管理していた苗とを比較して、ちょっとした反省点がありました。それは・・・・

まずは、軸切り挿木にして管理していた苗です。

伸びた枝を剪定して、根元を観てみると・・・・

根が盛り上がって、隙間ができている苗が半数以上ありました。本来であれば、このような状態の根の部分はないはずだったのですが・・・・今年の梅雨時期の九州豪雨で表層の土が流されて根がむきだいしのままで管理していました。

早めに土を盛っていれば大丈夫だったのかもしれません。空気に蒸れると根はこのように大きく成長するので上下?調べてみる価値はありますね。

このトレーで管理しているケヤキの苗は、何もしないでそのまま管理しているものです。

この苗に至っては、立派。

2年生の苗を勝るほどの幹の太さと枝の数です。

でも、この苗のように、幹が途中で曲がって伸びているのも何本か確認できました。この点では、軸切り挿木にした苗の方が素直に伸びていますね〜

あと、最初二股に枝分かれしている部分も、軸切り挿木で管理している方が、枝の左右差も少なく綺麗ですね

とりあえずこの苗も短く剪定しました。

今年で、2回目のケヤキの苗の管理です。実生で、そのままで管理すると幹の太さ、枝数には軸切り挿木で管理した苗とで大きく差がでた感じです。では、実生でそのままがいいかというと・・・・幹の立ち上がりの真っ直ぐさと、最初の枝分かれ左右差は軸切り挿木にした苗の方に軍配が上がります。

軸切り挿木の苗をビニールポットで管理していたので、豪雨で土が流されこのような根の状態になってしまったのであれば・・・・

反省点の一つとして、軸切り挿木苗をポットではなく、土が流されないようにトレーで管理できればいいのかもしれません、2年目からは、少し大きめの浅い駄温鉢で管理すると、幹の太さと、枝数をカバーできるようになるのではと考えています。

トレーで管理した苗の幹の立ち上がり部分です。

掘り起こして根を確認しないといけないのですが、ポットで管理している苗よりおとなしめですね。この結果も植え替えの時にわかると思うので宇賀、こちらの方がいい感じに見えてしましますね〜

これで、来年のケヤキは、全て軸切り挿木で、トレーで管理しようと思います。

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